これから副業をはじめようと考えている方のなかには、FXと株どちらが自分に合っているか迷っている方もいるのではないでしょうか。
FXと株はどちらも副業に適した投資手法ですが、それぞれ異なる特徴を持っています。
この記事では、FXと株の違いをはじめ、それぞれのメリットや高収入を得るためのポイントについて詳しく解説します。
FXと株の違いは?
FX(外国為替証拠金取引)と株式投資は、どちらも人気のある投資手法ですが、それぞれに異なる特徴があります。
FXは世界各国の通貨を対象とし、通貨ペア(例:ドル/円、ユーロ/ドル)で取引を行います。
一方で、株式投資は企業が発行する株式を対象とし、主に証券取引所に上場している企業の株式を売買するのが特徴です。
ここでは、FXと株それぞれの特徴についてより詳しく解説します。
FXの特徴
FXの特徴として、まず挙げられるのは取引の柔軟性です。
平日24時間取引が可能であり、仕事や家庭の都合に合わせて取引を行うことができます。
また、通貨の価値が上がる局面でも下がる局面でも利益を狙うことができるため、相場がどちらに動いても収益のチャンスがあるのが特徴です。
さらに、FXは少額からはじめられる点も魅力であり、レバレッジを利用することで、手元の資金が少なくても大きな取引が可能です。
例えば、1ドル=100円の時に25倍のレバレッジをかければ、4円から取引をはじめることができます。
ただし、レバレッジをかけることで利益だけではなく、損失も大きくなる可能性もあるため、リスク管理が重要です。
株の特徴
株式投資の特徴としては、企業の成長に伴う利益を享受できる点が挙げられます。
株価の上昇によるキャピタルゲインや、企業が配当金を支払うことで得られるインカムゲインがあり、株主優待として企業の商品やサービスを受け取ることができる場合もあります。
株式投資では、企業の決算発表や新規事業の開始、業務提携などのニュースが株価に影響を与えるため、情報収集が重要です。
また、株式市場は平日の決まった時間帯にしか取引ができないため、取引時間が限られていることも特徴の一つです。
FXのメリット・デメリット
FX(外国為替証拠金取引)は、少額からはじめられ、平日24時間取引が可能なため、副業として人気があります。しかし、メリットだけでなく、リスクも存在します。
ここでは、FXのメリットとデメリットについて詳しく解説します。
メリット
FXの最大のメリットは、少額からはじめられる点です。国内のFX会社では最大25倍のレバレッジをかけることができ、例えば1ドル=100円の場合、わずか4円から取引を開始できます。
また、FXは平日24時間取引が可能で、仕事の合間や夜間でも取引ができるため、普段忙しい人にも向いています。
さらに、FXは相場が上昇している時だけでなく、下落している時でも利益を狙うことが可能です。
「買い」と「売り」の両方から取引をはじめることができるためで、株式投資よりも利益獲得のチャンスが多いです。
取引手数料が無料であるうえに、スプレッド(売買価格の差)も低いため、コストを抑えて取引ができます。
デメリット
一方で、FXにはリスクも存在します。
レバレッジをかけることで少ない資金で大きな取引ができますが、その分リスクも高まります。
例えば、リーマンショックやトルコショックのような大きな経済イベントが発生すると、為替相場は急激に変動し、大きな損失を被るリスクがあるため、注意が必要です。
また、FXでは預け入れた証拠金以上の損失が発生することもあります。
ロスカット制度があるものの、急激な相場変動時にはロスカットが間に合わず、追加の証拠金が必要になることも少なくありません。
さらに、FXの価格変動要因は非常に複雑で、世界中の市場や投資家の動きが影響するため、先読みが難しいこともデメリットの一つです。
株のメリット・デメリット
株式投資は、企業の成長に伴う利益を享受できる魅力的な投資手法ですが、FXと同様にリスクも伴います。
ここでは、株式投資のメリットとデメリットについて詳しく解説します。
メリット
株式投資の最大のメリットは、株価の値上がりによる利益(キャピタルゲイン)を得られる点です。
株価が安い時に購入し、高くなった時に売却することで、その差額が利益となります。
また、企業が利益を上げた際には、配当金(インカムゲイン)を受け取ることができ、企業の業績に応じて年に1〜2回支払われるのが一般的です。
さらに、株主優待も株式投資の魅力の一つであり、企業が株主に対して自社製品やサービス、割引券などを提供してくれるため、家計の節約にもつながります。
株主は企業の経営に参加する権利を持つことが可能であり、企業の重要な意思決定に関与できる点も株式投資の大きなメリットです。
デメリット
メリットが多い株式投資ですが、一定のデメリットも存在します。
まず、株価は企業の業績や経済状況、政治情勢などさまざまな要因で変動する性質上、購入時よりも値下がりするリスクがあります。
特にリーマンショックや新型コロナウイルスのような大規模な経済イベントが発生すると、多くの銘柄が大きく下落するリスクがあるため、注意が必要です。
また、株式投資には流動性リスクも存在します。
特定の銘柄に買い手がつかない場合はすぐに売却できないことに加え、企業が倒産した場合は投資した資金が全て失われるリスクもあるため、銘柄選びは慎重に行わなければなりません。
副業初心者ならFXからはじめてみよう!
FXは株式投資と比較して、いくつかの点で初心者に適しています。
まず、少額からはじめられるのが大きな魅力です。FXは最低取引単位が小さく、数千円程度から取引を開始できます。これに対し、株式投資では一般的に数万円以上の資金が必要となります。
また、為替相場は株式市場ほど複雑ではないため、主要な通貨ペアに焦点を当てることで、比較的簡単に取引をすることが可能です。
さらに、現在ではFX業者からデモ取引が提供されているため、投資の基礎から学習しながら効率的に収入が得られる可能性があります。
副業としてFXで高収入を得るためのポイント
ここでは、副業としてFXで高収入を得るためのポイントを紹介します。
1万円通貨トレードをする
FXで高収入を目指すには、1万円通貨単位でのトレードが効果的です。
1万円通貨単位でのトレードは、少額からでもはじめられるFXの特徴を活かしつつ、ある程度まとまった利益を狙うことができます。
例えば、1万通貨の米ドル/円取引で0.1円(10pips)の変動があれば、1,000円の利益(または損失)となります。
このレベルのトレードを1日に数回行うことで、月単位で見れば相当な収入につながる可能性があります。
スマートフォンを活用する
スマートフォンを活用することは、FXで高収入を得るための重要なポイントの一つです。
最新のFXアプリは、PCと遜色ない機能を提供しており、24時間いつでもどこでもトレードが可能です。
通勤時間や休憩時間など、わずかな隙間時間を利用して相場をチェックして取引ができます。
また、多くのFXアプリはリアルタイムのチャート分析やニュース配信、アラート機能など、トレードに必要な情報を即座に提供してくれます。
スマートフォンを上手く活用することで、効率的なトレードが可能になり、高収入につながる可能性が高まるでしょう。
損切りはためらわない
FXで高収入を得るためには、適切なリスク管理が不可欠です。
その中でも特に重要なのが、損切りをためらわないことです。損切りとは、損失が一定のレベルに達したら速やかにポジションを決済し、損失を確定させることを指します。
多くの初心者トレーダーは、「もう少し待てば相場が戻るかもしれない」と考えて損切りをためらいがちですが、これは大きな損失につながる危険性があります。
適切な損切りラインを事前に設定し、それを厳守することが重要です。
たとえば、投資資金の2〜3%を超える損失が出た場合には即座に損切りを行うなどのルールを決めておくとよいでしょう。損切りを適切に行うことで、大きな損失を回避し、長期的には高収入につながる可能性が高まります。
まとめ
FXと株の違いやそれぞれのメリット、副業としてFXで高収入を得るためのポイントについて解説しました。
FXと株、どちらも副業として有用な投資手法ではありますが、これからはじめる初心者の方であればFXがおすすめです。
為替相場は株式市場ほど複雑ではなく、少ない投資金からはじめられるため、初心者でも気軽にチャレンジできます。
ただし、初心者フレンドリーなFXでも一定のリスクは存在するため、本格的に取引を開始する前にFXの基本的な知識は身につけておいたほうが良いでしょう。