「副業とアルバイトの違いって何?」「どちらが自分に合うか分からない」と感じている学生は多いのではないでしょうか。
いずれも大学生や高校生がお小遣いを稼ぐ手法と知られていますが、表す仕事の範囲は異なります。今回はアルバイトにはない副業の特徴や、学生におすすめの仕事を紹介します。
この記事を読めば社会に出る前に副業に励むメリットが分かり、自分にあう手法を見つけやすくなるでしょう。
アルバイトにはない副業の特徴
副業とは本業以外で収入を得る目的で始める労働を表しています。
複数の仕事を同時にこなしていれば、コンビニバイトや配送スタッフなどのバイト定員から、アフィエイター、プログラマーなど在宅の労働者まで幅広く該当します。
アルバイトは勤務先と雇用契約を締結して、出勤して労働力を提供する働き方です。一方の副業にはより様々な仕事の種類があり、契約の形態として業務委託契約を交わす場合もあります。
まずはアルバイトにはない副業の特徴をチェックしましょう。
時間や場所を気にせず自宅でできる
副業の中には在宅可、または顧客との打ち合わせ無しで、働く時間や場所が自由な仕事も少なくありません。
一方のアルバイトはコンビニのレジ打ちやスーパーの品出し、イベントスタッフを筆頭に、指定の場所で労働力を提供する必要があります。
シフトも決まっていて、店長やマネージャーの了承を得ない限り、勝手に勤務時間を変更することは認められません。
ネットでできる副業、スマホで完結する副業の中には期日までに成果物を引き渡せば、その過程は問われないケースがあります。
自宅でも学校の講義室でも気兼ねなく取り組める上に、就寝前や起床直後、昼休みに業務に従事できる気楽さは見逃せない利点です。
成果報酬制(出来高制)の案件が多い
もう一つ、副業とアルバイトの決定的な違いが出来高制の案件の多さです。
報酬の発生条件や金額は労働時間(頑張った度)に関わらず、成果物のクオリティや量に応じて変わります。1本当たりの単価が固定ならば、人よりも多くの案件をこなして高収入を狙えるでしょう。
質の高い制作物を安定して納品できる技術がある場合も、高単価の仕事に従事しやすくなります。
成果報酬型の副業は労働時間分の給与が保証される時給型のバイトよりもシビアですが、頑張った分だけ収入に反映される仕組みにやりがいを感じる人もいます。
経験を重ねて対応可能な業務範囲が増えれば、関連業務を一手に引き受けることで報酬額が各段に上がるでしょう。
掛け持ちしやすい
始めやすく取り組みやすい副業は掛け持ちのしやすさも特徴です。
出勤の時間も伴う副業では、忙しい学生生活の合間を縫って他の仕事と兼業するのは、物理的に難しいと言わざるを得ません。
副業では一つの案件で稼ぎが少ないと感じた時は、労働時間を確保できる限り、3個〜4個と契約先を増やすのも自由です。
同種の仕事で他のクライアントを探すのも良し、まったく別のジャンルにチャレンジするのも良し、個人の裁量次第だと言えます。
未経験者でも採用される案件が簡単に見つかる副業は、労働量と報酬を個人でコントロールできる余地がある働き方です。
学生が副業に取り組むメリット
副業は社会人が本業の合間に始める活動だというイメージを抱く人もいるでしょう。しかし学生のうちにダブルワークに励み、副業を経験する意義は意外にも小さくありません。
むしろ大学生や高校生こそ始めておくべき活動です。学生が副業に取り組むことで将来に及ぼす計り知れないメリットを解説します。
就職に役立つスキルが身に付く
副業は学生の未来の選択肢を広げる有意義な活動です。アルバイトは基本的に指示を受けた仕事を業務時間内にこなせば良く、受動的な姿勢のままでも不都合は生じないでしょう。
副業の場合、複数の案件を同時にこなすための要領の良さや、案件を獲得する営業力・提案力が必要になります。
始めて間もない内は時間に追われて業務が回らない、仕事を獲得できないなどのトラブルに見舞われる人も少なくありません。
副業で稼ぎを出すには、日々工夫して目の前に立ちはだかる壁を乗り越える必要があります。しかし現状を分析して改善を続けることは社会に出てからも求められる所業です。
サラリーマンの働き方を学生の身分で疑似体験でき、将来に役立つスキルが身に付くのは副業のメリットです。
時間がなくても気軽にできる
すき間時間に稼げる副業は、まとまった時間が取れなくても気兼ねなく取り組める方法です。
ゼミの課題やレポート、サークル活動、友人との付き合いなど同時並行で様々なイベントがある学生生活。
お小遣いが欲しい、仕送りのお金を確保したいと望んでいても、労働時間が確保できず我慢を余儀なくされる人もいるでしょう。
1件当たりの作業量が少ない案件も見つかる副業では、忙しい学生でもすき間時間を見つけてコツコツこなせます。
趣味や特技がお金になる
副業はものつくり系の仕事からネットを利用した仕事、肉体仕事に至るまで様々な種類が存在します。
イラストが好きで暇な時に書き続けたことがきっかけで、イラストレーターの仕事を獲得したというように趣味や特技が活かせるケースも珍しくありません。
好きなこと・興味があることで対価を得られるのは、多種多様な仕事がある副業ならではです。
正社員で採用されるより遥かにハードルが低いため、これだけは人に負けないと豪語する特技・芸当がなくても、趣味レベルの特技で事足ります。
副業で安定した稼ぎを得続けるには続けることが大切です。興味があるジャンルならやらされ感もなく、モチベーションを維持しながら楽しく取り組みやすくなるでしょう。
副業初心者の学生におすすめの副業5選
大学生や高校生が副業を探す上で重要な視点が「手軽さ」「スキルの身に付けやすさ」「既存の知識を活かせるか」です。
ここでは、副業初心者の学生でも始めやすい仕事を5つピックアップしました。
【手軽に始めたい人向け】アンケートモニター
アンケートモニターは発売前の製品やサービスを利用して、感想文を書いて企業から謝礼を受け取る副業です。
新商品の企画や改善に活かす目的で、大量募集を謡う案件も少なくありません。副業が初めての学生でも、応募の際に企業やブランドへの熱量をアピールすれば採用されます。
気軽に取り組みやすい反面、1件当たりの報酬相場は数百円で大きく稼ぎたい人には不向きです。
【スキルを身に付けたい人向け】Webライティング
Webライティングは専門性や実体験が求められる分野で、コラム記事やSEO記事を書いて対価を受け取る副業です。
文字単価や記事単価で報酬が決まる成果報酬型が多くなっています。未経験者が採用されるには既存の知識や経験を活かせる分野を探す、または提案文の書き方を工夫するなどの戦略が必要です。
Webライティングに必要な読みやすく分かりやすい文章を書く力は、ビジネスシーンでも重宝されます。したがって、将来に役立つスキルの習得につながる副業です。
【スキルを身に付けたい人向け】プログラミング
プログラミング副業も就活で使えるスキルを身に付けたい人におすすめです。経済産業省の試算によると2030年には最大79万人のIT人材が不足するとの調査結果が出ています。
ITエンジニアは人手不足が顕著な仕事のため、学生の内にプログラミングを経験していると将来に役立ちます。
今まで一度もコードを書いたことがない完全未経験者でも、需要が高い言語の案件を中心に探せば仕事が見つかる可能性もゼロではありません。
他の副業と比べて難易度が高めのプログラミングは、月5〜10万円以上の収入も狙える稼ぎたい人におすすめの副業です。
経済産業省「IT分野について」
【趣味や特技を活かしたい人向け】写真撮影
写真撮影は趣味を活かせる副業の代表格の一つです。仕組みはシンプルで、撮影した写真を写真販売サイトで販売し、買い手が見つかれば収入を獲得できます。
他人に欲しいと思われる質の高い写真を用意できれば、旅行中に写真を撮るのが好きな趣味レベルの人でも稼ぎを得られます。
ハードルが低い分競合が多いため、一定金額以上の収益を出すには工夫が必要です。
入社式やお花見、結婚式、スポーツイベントというように写真映えする映えるシチュエーションの写真を準備すると購入につながります。
【趣味や特技を活かしたい人向け】Youtubeチャンネルの運用
自分のYoutubeチャンネルを作って収益化の申請を出して、広告収入で稼ぐ手法です。
動画編集が好きな人や、特定の発信したいジャンルを持っている人は、楽しく面白く収益を出せる場合があります。
ただし収益化には「チャンネル登録者数500人超え」「直近12ヵ月で動画の再生時間が3,000時間超え」「直近90日以内の動画投稿数が3本超え」など条件があり、報酬を得るまでのハードルが高めです。
YouTubeチャンネルの副業は運用を通して動画編集スキルが身に付くことも利点です。掛け持ちで動画編集の案件にチャレンジしても良いため、将来的に二重の収入源を持つ状態を目指せます。
まとめ
学生が副業に取り組むメリットやおすすめの仕事を紹介してきました。時間がない中でも取り組みやすく選択肢が豊富な副業は大学生や高校生に適した方法です。
学生のうちに努力した経験はスキルを高め、きっと将来の就職に役立つでしょう。ぜひ本記事を参考に自分にあった仕事を見つけてみてください。
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